「族から足を洗わせたいがためや!!」
「…は?」
洗わせたいんならなんで不良校、しかも男子校なんかに転校させんねん?
「実はだな…。
お前にh
「あんたにはあの学校の改革をして欲しいのよ。」
「樺乃(カノ)ちゃん!?
何で俺のセリフとるんや!?」
藍沢 樺乃。36歳。
あたしのお袋。
何気にモデル。
「諒史(マサシ)はためすぎだから、イライラすんの。
真葵はあたしに似たんだからさらっと言ってほしいタイプなの。
我慢なんて知らない子なの。」
藍沢 諒史。38歳。
あたしの親父。
ここら辺仕切ってる組織の組長。
「…あんたらのペースに巻き込まれて今の言葉聞き逃しそうやったんやけど。
改革ってなんや?」
あたしってそんな力持ってないで!?
あ、まぁ族の奴等をまとめんのは別やけど。
「別に真葵一人でどうにかしろって言ってる訳じゃないの。
あまりにも問題児過ぎるから、ちょっと問題児のあんたの方が奴等の気持ちがわかるでしょ?
だから教師よりあんたの改革を学校側から望んできたってわけよ。」
なるほー…。
「ん?
学校側てなんや?」
なんで学校が高校生のあたしなんかに頼むんや?
「それはもう、諒史のおかげ以外の何物でもないわよ。」
「いやん、もう!!///
樺乃ちゃんに褒められると照れちゃうぅー。///
褒めても何も出ないよー。///」
「親父。
ウザイ。」
「ッッ!!??
なんだッ!?真葵は反抗期か!?」
「今はお袋の話しに集中したいんや。
黙れ。」
………。
なんで娘にちょっと言われたくらいで泣きそうな顔になるんや…。
組の奴等が見たらがっかりするで!?



