虹色サイダー




・・・・なのに、




「とまれ。」




と、私の前に立った人。




「わわっ!」




危なかったです。




・・・・もうすぐで当たる所だったよ・・・。



・・・・って、邪魔しないでよ!




・・と、言わんばかりに睨もうと顔を上げると




「・・・・はへっ?」



「お前バカだろう。」




人をバカにするような目で睨んでくる悠斗だった。




「ちょ・・・・」




邪魔しないでよ!!と、言おうとしたら




「悠斗君!ナイス!!!」




と、歌恋がタオルを持って私に抱きついてきた。



「歌恋~・・・濡れちゃうよ・・・。」



「別にいいし!って、寒くない?」



何て聞いてくる歌恋は、本当に優しいです。