虹色サイダー




すると、先輩はこっちを向いて



にこっと笑った。




「・・・違うよー!中庭で、サッカー部が走ってる所を見ながら練習。」




サッカー部・・・・?




「どうしてですか?」



かかさず質問する、真白ちゃん。




「だってさ、莉音ちゃんは彼氏の走ってる姿見たいでしょ?」



彼氏?



・・・・先輩、まさか・・・・




「私、彼氏いないです。」




そう言うと、えぇっと驚かれた。



「えー!?悠斗君、彼氏じゃないの?」




「違います!!」




勿論、即答。



今日は、綺麗な青い空。



・・・明日、こんな雲一つない青い空に




すこしだけ、雲が一瞬かかったんだ。