「でもね・・・・あいつは、表だけは天使。
裏はすごく悪魔。」
「・・・・すごいな。弟。」
「うん、ニコニコ笑顔もあんなの嘘。
・・・・素直じゃないんだよねー。」
本当に素直じゃない。
自分の気持ちなんて言ってんのか・・・・。
「でもさ、何で天使って言われるのが嫌なの?」
「・・・何だか素直じゃないって言われてるみたいだから・・・」
素直なのが一番なのに・・・・
変に意地張っても良いことないのに・・・・
私はいっつもそう思う。
「莉音も大変だよなー。
・・・でも、似てないと言ったら悠斗の妹もだわ。」
悠斗に・・・・妹!?
「悠斗は結構無気力系だろ?」
「うん・・・・。」
「妹、かなりの元気ッ子。」
元気ッ子・・・・?
私は、何かを聞こうとしたら
キーンコーンカーン―――。
「やべっ、チャイム鳴った。
帰ろっか?」
「うんっ!」
そして、私達は
お腹空いたーーっ!って叫びながら
長い廊下を歩いて行った。

