* * * 「ジェットコースターがいいです!」 「えー、また乗るのー?」 渋る藍を半ば引きずるようにして乗り場へ歩く。 藍が連れて来てくれたのは遊園地だった。 知人にワンデーパスをもらっていたらしい。 「本日3度目の乗車……」 「そんな陰鬱な顔しないでくださいよ」 どうやら藍はこの手の絶叫マシンが苦手なようだ。 苦虫を噛み潰したような表情の藍に対し、意外な弱点を発見した私は満面喜色。 なかなかに楽しい。