「……へぇ、今度からおまえに、葵を近づけないようにする」 「それは、勘弁っ」 ……やっぱり、気があるんじゃねーか 何やら、純也が言い訳めいたことを言ってたけど、それを聞きながら 時計を見る。 そろそろ、葵のことを迎えに行かねーと。 「純也、俺そろそろ──…」 「翔ーっ」 椅子から立ち上がると同時に、無邪気な声がした。 「あ、あおい!?」 「えへへー、翔が遅いから、迎えに来ちゃったっ」 いつも、俺が行くから来なくていいって言ってるのに……