「翔ー、またおまえと同じクラスかよ」



「それは、こっちのセリフだ、純也」




これから、俺のクラスになる2年7組に入ると、純也が嫌そうな顔をして出迎えた。



「でもさぁ、このクラス、女の子少ねぇよな?
男だらけのクラスなんて、暑苦しいし」



嫌そうな顔をして、周りを見渡す純也。



そっか。



ここは、理系クラスだから男が多い。




しかも、このクラスは特進クラスだから、他の理系クラスよりも、余計に男が多いわけだ。




「いいんじゃね?体育祭とか強そうじゃん、このクラス」