「じゃあさ、そんなところでモジモジしてないで座ればいいだろ」 「モジモジなんて、してないしっ」 あたしは、翔がベッドに座るのを見ると、少し距離をとって、テーブルの隣の床に座った。 翔ってば、昨日この部屋であんなことがあったのに、何とも思わないのかな もしかして、こんなにドキドキしてるのは、あたしだけ? 「じゃあ、紛らわしい態度取るなよ」 「だから、翔が勝手に勘違いしたんでしょ!」