「ちょ……っ、そんなのまだ早いでしょっ」 「早くないでしょ?じゃあ聞くけど、付き合って何ヶ月?」 「え……っと、5ヶ月くらいかな」 秋に付き合いだしたから、そのくらいになるはず…… 「そのくらい、普通でしょ?」 紫帆が呆れたように、言うのを見て、びっくりする。 「で、でも!翔だって、そんなこと考えてないし!」 この間まで幼なじみだったあたしたちは、そんなこと想像もつかない。 いまだに、キスだって、すごいドキドキするのに。