「翔──っ、おはようっ」 「葵、おせーよ」 あれから、急いで学校へ行く準備をしたんだけど、 いつもよりも、遅くなってしまっていた。 「ご、ごめんっ」 「分かったから、はやく行くぞ」 翔に急かされ、走っていく翔の後を慌てて追った。 今は、チョコを渡せそうにもないな しょうがない、帰りに渡そう………