年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜

───……


時間は過ぎ、夜になった。



「わぁっ、もう始まってるっ」



葵は慌ただしく、立ち上がりテレビを付けた。



葵が付けたところは、大晦日恒例の番組。



オレはあんまり、見ないけど、葵は大好きな歌手が出るとかでいつも見てるとか。



「こらっ、葵っ、テレビを独り占めするんじゃないのっ」



葵の手からリモコンを取られ、葵のお母さんに怒られている。



「だってぇ〜、お母さんだって見たいでしょ?お母さんが好きな人も出るんだよ」



「そりゃそうだけど……、じゃなくてっ、今日は翔くんだっているんだから、ダメなのっ」