愛が溢れるから。



お会計はお姉ちゃんが出してくれた。


最後に麻弥さんが私の前にきた。


「君の髪、くせが強いからシャンプー後のブロー忘れないでね。それで分からないことがあったら聞いて?」


と、差し出された紙切れ。


二つ折りになっている紙を開くと、そこには電話番号とメールアドレスがあった。


そして麻弥さんは、整っている私の髪に手をのせて、耳元に近づいた。


それから私にしか聞こえないような声で…