その日以来、なんとなく、俺と葵ちゃんの関係が変化した気がした。
お互い、それまでは全然異性として意識した事が無かったのに、気になり始めた。
その一方で、葵ちゃんが純一郎を好きだった事は知っていたから、『葵ちゃんがまだ純一郎の事を忘れられないんじゃないか』……そう思うと、心の何処かで気持ちにブレーキをかけている自分も居た。
だけど。
高校卒業の時、葵ちゃんに告白された。
「多分、龍太郎くんが私の『運命の人』なんだと思う」
そう言った後、葵ちゃんは純一郎と別れて泣いたあの日から、俺を意識し始めた事を教えてくれた。
それから俺と葵ちゃんは付き合い始めた。
学部はそれぞれ違ったけど大学は同じところで、一緒のサークルに入った為、俺と純一郎と葵ちゃんの3人で居る機会が多かった。
純一郎は相変わらず、『前世の恋人』に巡り会えないでいた。
☆ ☆ ☆
お互い、それまでは全然異性として意識した事が無かったのに、気になり始めた。
その一方で、葵ちゃんが純一郎を好きだった事は知っていたから、『葵ちゃんがまだ純一郎の事を忘れられないんじゃないか』……そう思うと、心の何処かで気持ちにブレーキをかけている自分も居た。
だけど。
高校卒業の時、葵ちゃんに告白された。
「多分、龍太郎くんが私の『運命の人』なんだと思う」
そう言った後、葵ちゃんは純一郎と別れて泣いたあの日から、俺を意識し始めた事を教えてくれた。
それから俺と葵ちゃんは付き合い始めた。
学部はそれぞれ違ったけど大学は同じところで、一緒のサークルに入った為、俺と純一郎と葵ちゃんの3人で居る機会が多かった。
純一郎は相変わらず、『前世の恋人』に巡り会えないでいた。
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