なぜかは分からない。

とにかく女の奇数は難しい

プツンー自然にあたしは仲間から外れた


それはとても自然で、凧糸の糸が切れたようにゆらゆらあたしは外れていった


糸が切れたのを感じ始めて二人には自分から距離を置くようになった


これ以上、三という空間にいるのが堪えられなかった

どっちか片方と一緒にいるとなんともないのに
楽しいのに


三人になるとダメなんだ


不思議だけど
自然に起こること



その二人のうちの一人は
女子校を卒業して
一人はあたしと同じように地元の公立に編入した



それからその子と会ったのは数えるくらい。


ぎくしゃくした感じは
今も拭えない



そして一年ぶりの電話。

私はなぜ彼女が電話をくれたのか
痛いほど自分でわかっていた。