[とっとりあえず寝てて
後は、あたしに任せてっ]

バタンッ

嵐のように遥の部屋から
去ると、

洗濯→お粥作り→食器洗い
→そうじと・・

慣れない家事を
なんとかこなしていく。

[ありがとな。助かった]

「寝てて」って
言ったのにも関わらず
遥は玄関まで、あたしを
送りにきていた。

[うん! じゃあね〜
また明日]

[おぉ]

遥は、あたしが自分の家に
入るのを見ると
優しく微笑んでから
ドアを閉めた。