桜が散るように ー 新撰組 ー




そして土方もまた考えていた。



土方は桜を疑う一方で、心配もしている。


だけど今は―――…。





土方は道場の外に出て

「山崎…。」


と、呟いた。




シュタッ、という音と共に、屋根から忍装束の山崎が降りてきた。




「副長、お呼びですか。」


「あぁ、聞きたいことが、ある。」


「……川瀬桜のこと、…ですか。」




山崎が確認するように問うと、頷く土方。