「沖田さん。もう一度。もう一度試合しましょう。」
桜は前にいる沖田を見据えて言った。
土方に怨念的なものを送っていた沖田は驚いたように桜を見る。
「え?だって桜さんが勝ったじゃないですか。」
「本気で、やってください沖田さん。私は、今は壬生浪士組においてもらっている身です。」
だから、と続け、言葉を紡ぐ。
「私は、自分の身ぐらい自分で守りたい。だから、今の自分の実力を……知りたいんです。」
真っ直ぐな瞳。
それは、
男も女も関係ない。
ただ、生きることに
刀を持つことに覚悟をきめた
(武士の目に、よく似てるな。)
土方は
そんな桜を見て思った。



