桜が散るように ー 新撰組 ー




そして、土方さんの部屋に案内してもらった。


襖を開けて、室内をのぞいてみると




「………うわぁ。」


そこら中、紙、紙、紙。


幾つもの書類の山がある。




「……きたな…いや、凄いですね。」


「“汚い”って言えよ。」



つい本音が出てしまった私に、土方さんは少しムスッとしながら言った。


ちょっと可愛い、なんて思ったのは秘密。




「えっと、私は掃除をしているので、土方さんはお仕事していて下さい。」


私がそう言うと、土方さんは「あぁ。」と言って、机で筆を走らせ始めた。



私は、紙で床が見えないこの部屋をどう掃除するか考える。