桜が散るように ー 新撰組 ー





「なんだよ、その嫌そうな顔は。」


土方さんが眉間にしわを寄せて言ったので、私は慌てて謝る。



「いや…別に嫌ってわけじゃないです。びっくりしただけで……。」


「………そうか。」



なんか土方さんと話していると、息が詰まりそう……。


土方さんは整った顔してるから威圧感が増している。



「あの、土方さん。」


「なんだ。」


「私、何もしなくて良いんですか?軟禁とはいえ……お世話になるんですし。」


私がそう言うと、土方さんは考え込む。


まだ私についてよく分からないから、下手に行動されると危険、ということもあるので土方さんは悩んでいるのだろう。



そして、しばらく考え込んだ後、土方さんはポツリと言った。




「………掃除。」


「……はい?」


「俺の部屋、書類とかが四六時中散らばってんだよ。だから俺の部屋の掃除を頼む。」


真剣な表情でそう言う土方さんを見て、そんなに散らかっているのか………と思った。



「………はい。分かりました。」


かくして、私はお掃除係り(?)になった。