「皆川ー、 皆川いるか?」 その声に一瞬で現実に戻る。 代表だ。 代表がミナちゃんを探してる。 「あ、はい。 います、倉庫に。」 俺の手を放し、ミナちゃんは立ち上がる。 ビ、ビックリした。 「なにかありました?」 そう言ってダンボールを避け進むと入口で止まる、 代表が倉庫の前まで来ているのが分かった。 「代表、お疲れ様です。」 このまま隠れているワケにはいかなかった俺は立ち上がり挨拶をした。