近くて遠い君へ



「スミくん、

あたしになんて言ったか覚えてる?」

「…え?

何?」

もしかして失礼な事言った?

あの時舞い上がってたからな…

いくら考えても思い出せない。


「座ってすぐ、
"皆川さんて、うちの店長と付き合ってるの?"
だって。」


あはは、と笑うミナちゃん。


確かに


言った!


あの時そう思えるほど仲良さそうだった。


「あたし、びっくりした。


名前も知らない人に座るなり言われて。」


「いやいや、それを言うならミナちゃんもでしょ。

途中、俺の話無視して寝たじゃん。

ひでえよなー。」