★葉月side★


 今日は金曜日。

 優梨は朝からずっとハイテンション。

 クラスの人達・・・・・・ちょっと引いちゃってるよ。


 HRが終わって、時計を見ると3時30分。

 ちょうどいいかな?

 優梨と一緒に、正門で沙希を待つ。

「はーちゃーん!」

 声のする方を見ると、沙希がベンツに乗ってきた。

 さすがお金持ちって感じだ。

「こんにちは!谷川 優梨です♪」

「こんにちは。小森 沙希です。沙希って呼んでくださいね」

「うん!よろしくねっ、沙希♪」

「よろしく、優ちゃん」

「優ちゃん~?何か照れるかもぉー」

 優梨と沙希は、仲良くなった。

 まぁ、優梨はフレンドリーだからね。

「じゃあ、2人とも行きましょうか」

 あたし達は、カフェへ向かった。

 もちろん、沙希の親の経営しているお店。