ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車

「はぁっ……優しいよな。何でオレ、菅沼さん好きじゃねぇんだろ……」


ドキッ。


結城くんが静かに顔を上げて、私を見る。


トクトクと心臓の音が、だんだん早くなっていく。


「……私、待ってるよ。もし……結城くんが、好きになってくれる可能性があるなら」


うわ、声震えてるし。


彼女との事を慰めるつもりだったけど、


ここぞとばかりに自己アピール。


結城くん、そんなわけわかんない彼女はやめて……


私を好きになって?


結城くんは真っ直ぐ私を見つめている。


視線をそらしてくれないから……


私も外せない。