ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車

「……本当にいいよ。結城くん、どうしちゃったの?

突然、終点まで行きたいとか言い出して」


私がベンチに座ると、結城くんは私の正面にしゃがんだ。


「……ん?なぁんかさ、遠くまで行きたくなった……」


「遠くまで……?」


「そ。もうさ、なーんも考えたくないっつーか……」


……結城くん。


やっぱり何かあったんだよね。


結城くんは、苦笑しながらうつむくと、ため息をついた。


「……やっぱり、彼女から連絡あったんだ?」


「連絡は……ないよ」


そうなの?


だったらどうして……。