「こっちに来い。」 「……ぃや。」 「良いから、来い!!」 水を限界まで含んでいた制服は、心なしか細くなったあいつの腕を掴むと、滴が垂れた。 見られている。 そんなのはどうだって良いくらいに、目の前のこいつを連れ去りたかった。 屋上へ続く階段は、物置化していて誰も来ない。 近くにあった机にこいつを抱え込むようにして座らせた。 「服、脱げ。」 「………。」 「風邪ひくぞ。」