冬休みに入って数日が過ぎた。 ―――ピーンポーン♪ 「はーい!」 誰だろう? 宅配便さんかな? 今はお母さんが仕事中だから、私が出るしかない。 時計を見ると、短い針は0を少し過ぎたあたりを指している。 そろそろお昼ご飯の時間だ…。 そんなことを考えながら印鑑を取って、玄関の扉を開けた。