バスに揺られながら、私はゆっくり目を閉じた。 「……か、萌香。」 「…っふぇ?」 「なに寝ぼけてんだよ。着いたぞ。」 頭をフル回転させて今の状況をやっと理解した私は、 それならば今私が枕にしているものは一体何なんだ…? と考えた。 今はバスに乗っているはずで、つまり、枕になるものなんて存在しないはずで… 「…っええぇぇ!?!?」 「おい!叫ぶな!!ここバスだから!!」 「だって、だって…!」