人目をはばからず先生と言い合っていたら、後ろに並んでいた老人夫婦に笑われた。 「先生のせいで笑われたじゃん!」 小声で言った私を完全に無視して、先生はさっきの紙を広げる。 「9駅か……お、来たぞ。」 10分以上待っただろうか。 ようやくバスが到着した。 「あったかぁい!」 バスの中は暖房がきいていて、やっと生きた心地がする。 先生が1番後ろの2人席に座ったから、私はその横に座った。