「…何がほしいの?」
「わぁー清水寺だ。修学旅行以来だな…」
「…俺も…。あれ町谷さん…」
美帆は 外の景色を
眺める場所に来ない…
「……みほー!」
美帆の所に行ったら
青い顔をしていた…
「どうしたの、高い所平気だったよね?」
「…あたしあそこから落とされかけていったら倒れんのよ」
「……どんまい。」
工藤君に言ったら
はははと笑っていた
お参りをして、
お土産を買って…
おみくじも引いた。
「京都いいねぇ。八つ橋買って帰ろうかなぁ…」
「ちょっと!神田弟から電話かなんかはないの?」
美帆は 八つ橋の試食を
つまみながら言った
「あ…、んー。ない…」
プルルル
と携帯がちょうど鳴った
「あった…もしもし、」
『みちるさん?いまどこにいる…』
「清水寺あたり…、終わったの?早いね…、いまスタジオ?」
『いやタクシーの中。移動してる…いまから行っていい』
「来るの!…はぁ…変装はしてるの?」
翔太君は ははと苦笑した
『多少は。どうだったの挨拶は…』

