ウラコイ2 銀幕の旦那様












私は仕事を早めに切り上げ自宅へ急いだ




テレビをつけリビングに座る









今日は翔太くんの昭和ラブロマンスの記者会見なのだ









録画もしていたから別に家に帰る必要はなかったけど



とりあえず落ち着いて見たかったし
何より仕事が早めに片付いた








6時の時刻が画面右側に表示された後記者会見のたれ幕が見えた









「では昭和ラブロマンスの記者会見を行います」



アナウンサーらしき司会者が言うと奥からぞろぞろと人が出てきた














一礼した後それぞれが席につく



「では向井監督の挨拶からお願いします…」




「挨拶…」




ちょっと長くなりそうかも
いまのうちにご飯の支度をしよう




席順通り行けば翔太君の挨拶はまだ先だ


私は台所に走った












『神田怜一氏の没後30年に敬意を現すとともにそれをなにか形に出来ればと思いこの作品を舞台化することにした次第です…』



『では、原作をある程度踏襲した作品となる訳でしょうか?』




『それはもちろんですが、様々な人間の意見を取り入れながら舞台に生かしていきたいと考えています』