休憩も終わり撮影に戻った
翔太君は休憩を取った
のかわからないけど
監督と話していた
「槌谷さんぁ、準備しろ準備ー」
千広先輩と
酒谷さんから呼ばれた
「は―い、」
……。
「…神田さんまた取材が来てるよ。さすがだな…」
「凄いよね。あたし好きだよ、何て言うか浮わついてないし…何より神田怜一そっくりだし」
他のスタッフの噂話が耳に入る
外国から帰ってきて以来
翔太君はマスコミに注目されてる
何でもアメリカの映画に
出て賞を貰ったらしい…
こうして 見ると
本当に違う世界の人…
「槌谷…ああ神田さんか。本当に凄い人だよな。もしかしたら神田怜一以上の俳優になるかもな…て撮ってて思うよ」
千広先輩は近くに来ていた
「そうですね。本当に似てますね…」
「まぁあとちょっと色気があればいいけどなぁ。」
千広先輩は
あたしのお父さん、
そして神田怜一を尊敬してる
本当に 格好いいて。

