「…なに?」
「ぼ…おれはそのあなたから見ても似ていますか、父に…」
父に…。
「えぇ。よく似ているわ…、まるで本人みたいに」
「…そうですか」
「けど“神田怜一”は彼だけだわ。あなたはあなたにしかなれないし…あなたはいましか生きれない…なんて、偉そうに言って話を戻すわね…」
忙しくて潤さんに相談しようと
したけど出来なかった
彼も同じように忙しそうだったから
少しして…彼はわたしに
提案してきてくれた
みちるは自分が面倒をみるから
仕事に専念したらどうか…と
「でも…あなただって仕事があるし…、現場に赤ちゃんなんか連れてったら仕事どころじゃないわ…」
「大丈夫。仕事場にはたまにしか連れていかないし。…美麗には話すの忘れてたんだけど、休みが長期間とれそうなんだ、だからしばらくは僕が面倒をみたいんだ…、」
でも とわたしはつぶやいた
凄くいい提案だ。
わたしはすぐ頷きたかった
けど頷けなかった
みちるを放って置くことを
簡単に承諾したくなかった

