ウラコイ2 銀幕の旦那様




「…なに?」



「ぼ…おれはそのあなたから見ても似ていますか、父に…」




父に…。



「えぇ。よく似ているわ…、まるで本人みたいに」

「…そうですか」



「けど“神田怜一”は彼だけだわ。あなたはあなたにしかなれないし…あなたはいましか生きれない…なんて、偉そうに言って話を戻すわね…」











忙しくて潤さんに相談しようと
したけど出来なかった



彼も同じように忙しそうだったから



少しして…彼はわたしに
提案してきてくれた



みちるは自分が面倒をみるから
仕事に専念したらどうか…と




「でも…あなただって仕事があるし…、現場に赤ちゃんなんか連れてったら仕事どころじゃないわ…」


「大丈夫。仕事場にはたまにしか連れていかないし。…美麗には話すの忘れてたんだけど、休みが長期間とれそうなんだ、だからしばらくは僕が面倒をみたいんだ…、」




でも とわたしはつぶやいた



凄くいい提案だ。

わたしはすぐ頷きたかった
けど頷けなかった




みちるを放って置くことを
簡単に承諾したくなかった