「あらあらおかえりなさい。じゃあ美麗、私は戻るわね、」
「うん…ありがとう」
「じゃあね。みちるちゃん、潤さん・美麗。戸締まりはちゃんとするのよ」
母さんは 言って玄関を出た
「…お義母さん来てくれてたんだな、良かったなぁ。みちるも美麗も…」
「うん…」
「今日はおれがご飯作るよ、美麗疲れてるだろ?」
自分も同じなのにまるで疲れてないみたいに笑う
当たり前に私を気遣ってくれる優しさ…
「ありがとう」
「いいっていいって…、」
私は不安だった
母さんはいつまでも生きてくれる訳じゃないし
みちるだって成長していく…
このままではいけない…
なんとかしなきゃ…いけない
この子を置いて行くことなんか出来ない…
私は焦る気分を押し殺していた…
キッチンから聞こえてくる下手な鼻歌が
少しだけ気分を明るくしてくれていた

