コンコン
私が口を開こうとしたら
ドアをノックする音がした
「どなた…」
「神田です。お話中ですが入ってもよろしいですか?」
丁寧な口調だった
私がみちるに聞いたら頷いた
彼はキィとドアをあけ入ってきた
「どうぞ…、お座りになって。神田さん」
「すみません…」
「翔太君…?」
みちるは少し不思議そうに彼を見つめていた
「せっかくの親子水入らずに失礼します」
「いいえ…主人との話は終わったのね、」
神田さんは はいと言った
「お聞きしました。色々、…そしたらなんだかあなたの話も聞きたくなってしまって…、すみません」
「いいえ…当たり前よ。みちるの彼氏だもの…」
私が言うと 神田さんは強張った笑みを浮かべた
みちるは心配そうに彼を見ていた
彼はやっぱり神田怜一に似ている
「あと…僕の母、…神田弥生をご存知だと思いますが。母から、ちゃんと聞いてこいと言われたんです…。あなたにあった事実、全部を。ついでに伝言もあって…」
神田弥生…
「そう…」

