苦しくて、つらかった
自分より演技がうまくない子が売れていく
愛嬌があってただそれだけなのに…
わたしはそういう事が出来ない…
だから売れていかないのだ
「…それで度々ケンカするようになったの、潤さんと。ケンカていうより言い合いだったわ、わたしが一方的に…あの人に言って…」
優しい人でわたしを責めもしなかった。
ただ心配そうな目でわたしを見ていた
私はその目に気づいていたのに
気付かないフリをしていたの
「でも毎日ケンカばかりしてた訳じゃないのよ、潤さんとデートだってしたりしたわ…私が売れなかったからすんなりね…仕事を抜きにしたら、あの人といるのはすごく居心地が良かったわ」
「…そういう日を繰り返していくうちに私は、疲れてもういいやて思うようになった。その時がちょうど潤さんから結婚しようといわれた時だった…」

