ウラコイ2 銀幕の旦那様






やめようかと何回か思った。



だって 売れないのだから











「申し訳なかったわ、マネージャーや母、おばあちゃんに、潤さん…会社の人…たくさんの人に迷惑をかけて。でも…戻りたくはなかった、意地になってたの、私」
















「美麗さん」



「…潤くん。ごめんね、ちょっとぼうっとしていた」






あの人を君付けで呼ぶようになった時





「大丈夫、疲れてるんじゃない?」


「そんなことないわよ…潤くんこそ疲れてるんじゃないの?」




潤さんは 大丈夫だよと笑いながら言った












潤さんが心配してくれてるのはわかっていた



彼はあるCMを撮影してそれで賞をとったらしく
何かと忙しくなっていた



忙しくなる彼に
忙しくないわたし…



気を使われるのが申し訳なかった

申し訳なくてちゃんと
したいのにちゃんと出来ない









気持ちのいき場が見つからなかった




誰にもぶつけられない。
逃げる事も出来ない…。