半年くらいして潤さんは私に告白してきてくれた
つたない真面目な言葉で…
「す…好きなんだ。美麗さんのこと、いや…その…だから…付き合って欲しい、……なんて女優に何言ってんだろうな、おれ」
その時の彼の顔はまだ頭に焼き付いてる
耳まで真っ赤だった
スタジオから出てちょっと奥の廊下
夜景がきれいだった
「…槌谷くん」
「ごめん!!…いや…こ困るよな…あ……あはは、おれ、…何言ってるんだろーな……はは……は…」
嬉しかった
だから言葉が出なかった
「私もあなたが好きよ、槌谷くん。すごく好きよ…」
「……え……、」
フリーズしたみたいに潤さんは固まっていた
「……えぇええ!そ…ホントにホントにホント………!!」
「ホントにホントにホント…」
潤さんは 良かった…と顔をほころばせた
何であの時の気持ちのまま入れなかったんだろう…
なんで…変わってしまったのだろう

