自分が人よりすこしばかり
綺麗に生まれたのは薄々感じていた
告白はたまにしかされなかった
けど学年で一番格好いい人だった
でも真澄おばあちゃんは
私が綺麗な容姿を利用する事はあまり
気がすすまないみたいだった
中学生の時、告白されたと
言ったら嫌そうな顔をしていた
「それから少ししてかしら、おばあちゃんに隠れてそのブルーウェーブプロダクションに連絡をとってたわ…」
ざさんと波の音がした。
私をしかる真澄おばあちゃんの声と重なる
なんでかしら、
「きっと私は愛されたかったんだとおもうわ。おばあちゃん以外の他人にだから、…おばあちゃんを裏切ってしまったの」
みちるはじっと私をみている
みるるは潤さんに似て人なつっこい顔をしてるけど
それだけじゃない
綺麗だ。
親しみやすい美人とはこの子の
ためにある言葉だと思うくらい
彼は多分みちるのそういうところを
好きになったのかもしれない
「美麗さん…、」
「ごめんなさい、続けるわ。それから高3になって進路を決める時期におばあちゃんに言ったの、プロダクションに入りたいって…」

