ウラコイ2 銀幕の旦那様




「…あなたがいたらお父さんはあんなにつらそうな顔をしないですんでたのに。あなたがいないってだけで…わたしは……変に線引きされて…」







お前は普通の子じゃない


誰も言わなかったけどヒシヒシと感じていた





当たり前にあるものがわたしにはない


母親…

欠けているのはただそれだけ…







わたしはお母さんなんて
いなくても大丈夫…





お父さんとやっていける
家のことだって…何だって



頑張っていた
でも










“わたし”ができるのは
あくまで“しっかりものの娘”で


“母親”なんてものの代わりにはなれなかった





「…事情があったにせよ、あなた結婚までしてしかも…わたしの妹なんて…。彼女は悪くない、むしろ嬉しかった。少しでも血の繋がったこんないい子がわたしの妹で…けど……」




許せない




事情があったにせよ
わたしと父を放っておいて

自分だけ“幸せ”を手に入れて



ひとを苦しめるだけ苦しめて…



「あなたは許せない…!自分だけ幸せになって、わたしとお父さんがどんな思いで過ごしてきたかわからないくせに…っ…」




泣きそうだった











自分が小さな子供になったみたいだ






こんなに叫んで
彼女が話そうとしてるのに


わたしは事実を受け止めなきゃならないのに