「…あの」
「一条美麗さんは今日はこちらに?」
翔太君が口火を切った
「あぁ…もちろん。ようやく容態が安定して…人と会っても大丈夫になったものですから、」
「美麗さんはなんの病気なんですか?」
翔太君はわたしの
聞きたいことを次々聞いていく
わたしが話せないのをわかってるみたいだ
「肺の病気なんです。…心因性のね…完治は難しいらしいみたいで安静にしてる他ないんです、」
肺の…
確かめぐみさんがそういっていた
「そうなんですか…」
「何十年か前に発病してそれからはずっと伊豆に。東京はあまり空気もよくないので…」
「槌谷さん、」
「は、あ…すいません。」
わたしは 急に呼ばれ一条健さんを見た
戸惑った笑みを浮かべていた
「先に美麗に会ってやってくれませんか」
「え…」
「僕から話してもいいんですがね、それじゃダメだと思うので…彼女に会って彼女から話を聞いてほうがいい、美麗の方も先に自分からあなたに話したいらしいんです。」

