荷物は先にホテルに預けて来たから少し時間はかかった
けど
ようやく着いた 一条宅
白い大きな家…
街からは少し離れてるせいかあまり家はない
インターフォンを押すと中から
お手伝いさんらしき人が来た
「あの…」
「旦那様からお聞きしております、どうぞ。槌谷様、神田様」
「…はい」
わたしは 頷いた
翔太君は行こうと言った
行かなきゃ…
わたしは足を踏み出す
彼女がいる家に
「やぁこんにちは、はじめまして」
リビングに通された
ソファーに座っていた人が私達を見て立ち上がった
「は、はじめまして…」
「一条健です。遠いところをわざわざありがとうございます」
長身で笑う顔はすこし人懐こそうな顔
「神田さんもはじめましてですかね」
「はい。はじめまして、一条さん。今日は招いて下さりありがとうございます」
翔太君はわたしより丁寧に挨拶する
「あの…」
「…どうぞかけて下さい。いろいろ話すことはありますでしょうが、」
「…あ、はい。失礼します」
彼はソファーを指した
わたしは翔太君と並んで座る

