「まだ性別はわからないのか?」


「うん、あと2ヶ月くらいはかかるらしい…」



「いい名前見つかるといいね…」



わたしは槌谷君に言うとあぁと笑った



「決まったら怜一、おまえ書いてくれよ。命名の紙にさ…」


「はぁあ…」



あからさまに不機嫌な声で言った


「書道で段持ってるて言ってただろ。おれよりおまえの方が字綺麗だしさ…」



「…」


「いいじゃない、怜一さん。…友達でしょ。祝ってあげましょうよ」



怜一さんは わかったよと
ため息をはく口調で言った