「やめるってのはつまり結婚するのか?」
「あぁ…もしかしたら子供がいるかもしれないんだ、」
槌谷君の声は落ち着いていた
「怜一さん」
「っ…弥生かよ。びっくりした」
怜一さんが楽屋に入るのを
見計らって後ろから声をかけた
「まぁはいれよ、しばらく人来ねぇから…待ち時間長くてつまらなくて死にそうでさ…」
「うん…あのね」
パタンとドアをしめる
「あぁ、」
「槌谷君との話聞いちゃった、ごめんなさい…」
「…別に構わねぇよ。おれはあとからお前に話すつもりだったし、手間が省けて良かったよ、」
タバコ タバコと怜一さんはポケットを探しながら言った
「…やめちゃうんだね。美麗さん」
「みたいだな、まぁ…仕方ねぇよ。みんなが皆夢が叶う訳じゃないし、なんか子供ができたらしいし、そういう普通の幸せてのもあながちいいんじゃねぇのか」
「そうだね、」
「…弥生お前タバコ隠した?ねぇんだけど…」
怜一さんは むすっとした顔をした
「マネージャーの藍川さんなら知ってるんじゃない?私、あの人と協力して怜一さんを禁煙させる作戦たてたもの」

