「冷たいなぁ」
「みぃありがとう。」
「いいえ…、ずるいって言われちゃあね。」
「周にビデオ見せられてムカついたんだ。さんざん自慢ばっかりして、みいも楽しそうで…、」
雪がぽつりと降ってくる
翔太君は空を見上げながら言う
天使みたいだ。
「みぃ」
「ん?」
翔太君はだまった
雪がだんだん多く降ってくる
「あ…」
びゅうと風がふきマフラーが飛んだ
「やだ!翔太君ちょっとごめん…」
翔太君を残して走る
マフラーは一瞬で風にさらわれた
「…どうしよー」
雪が冷たい。
「ない…。」
お父さんからもらったマフラー
「みぃ!…ゲボッ……ゲボ」
「翔太君、走っちゃだめ!なんで…」
息をきらしながら わたしの元に走ってきた
「マフラー、空から回転して落ちてきた。」
マフラーをわたしにみせた
「ありがとう、翔太君」
「……うん。みぃ、」
マフラーを私に渡そうとしない
「…翔太君?」
「…みぃ消えたりしないよね。」
雪が視界を邪魔する
「なに言ってるの、しないよ。さぁ戻ろう、長居しすぎちゃった」

