ウラコイ2 銀幕の旦那様




「冷たいなぁ」




「みぃありがとう。」


「いいえ…、ずるいって言われちゃあね。」



「周にビデオ見せられてムカついたんだ。さんざん自慢ばっかりして、みいも楽しそうで…、」





雪がぽつりと降ってくる


翔太君は空を見上げながら言う




天使みたいだ。



「みぃ」


「ん?」




翔太君はだまった


雪がだんだん多く降ってくる



「あ…」




びゅうと風がふきマフラーが飛んだ











「やだ!翔太君ちょっとごめん…」


翔太君を残して走る







マフラーは一瞬で風にさらわれた





「…どうしよー」



雪が冷たい。










「ない…。」











お父さんからもらったマフラー






「みぃ!…ゲボッ……ゲボ」



「翔太君、走っちゃだめ!なんで…」



息をきらしながら わたしの元に走ってきた





「マフラー、空から回転して落ちてきた。」



マフラーをわたしにみせた


「ありがとう、翔太君」





「……うん。みぃ、」



マフラーを私に渡そうとしない


「…翔太君?」





「…みぃ消えたりしないよね。」


雪が視界を邪魔する







「なに言ってるの、しないよ。さぁ戻ろう、長居しすぎちゃった」