ウラコイ2 銀幕の旦那様



「いまでも寂しいけど。あの子達がいるし、それに勝手にいなくなったら…怜一さんに怒られるわ。怖いのよあの人…」




弥生さんは ふふと笑った





悲しいけど
生きていかなければならない



それが死んだ人にできる唯一の事


弥生さんは知っているのだ


いつまでも悲しい
ままでは生きてはいけないと






「そういえば、玲二さんにも会いました…」


「玲二君ー元気だった?」



































〈美帆目線〉



午後3時… 神田弟の
ミスもほとんど無くなり

撮影はほぼ予定通りに進んでいった










「町谷さぁん~それ頂戴。」


「やぁよ。アンタには自分のがあるでしょうが…」



ぶうと 一条妹は自分の

少なくなったジュースを飲んだ。



「ねぇ一条妹。あんたから見て神田さんは大丈夫っぽい?」



「はぁ…まぁ普通じゃないですかね。あたしよく分からないです。ちゃんと役出来てると思いますよ、別に…なにもー」




「…やっぱり頼りにならないわね。あんた、」




はぁとため息をつく。


「みちるだから理解出来たのかしら。あの男を…」