ウラコイ2 銀幕の旦那様

「とんだ迷惑だ…。似てるからって。君は君以外の何者にもなれないのに」



「……はい。」







「…最後まで憎たらしく何も残さずいなくなってしまうから、みんな、淋しかったんだ。だからせめて何かで繋ぎとめたかった。彼はちゃんと生きてた。と…、それが君やお兄さんにいってしまった。恨まないでくれ…」




海江田監督は 目を閉じた


「…恨むなんて、僕は、」




「…僕も君にこういう事を言う資格すらないんだ。…僕だって君に彼を重ねている。本当に……本当によく似ているよ…。憎らしいくらいにね」


「……」




すまなそうな声で
海江田監督は言った、


誰かに呼ばれ監督はそっちに行った







あんたは神田怜一の
息子だから、色々言わるわ…。

あんたからしたら
むかつく事も沢山ある…

けどそれは我慢しなさい

かわりに
誰よりも凄い俳優になって

周りに何も言わせないような
人になりなさい




母が俳優に
なると決めた時俺に言った





その言葉はすでに痛いくらい
身に沁みて分かってるつもりだった