ウラコイ2 銀幕の旦那様




「旬は神田弟は好き?嫌い…。」



「嫌いではないです…。俺は好きですよ、あぁいう野心のある人…」




きっぱりと旬は言う



「……みちるとうまくいくのかしら。神田弟…いま仕事で手一杯て感じで、さらに結婚なんてしたら忙しくて、成り立つと思う?あたしが口出すもんじゃないけど…」



「さぁ…。気持ちの問題でしょう、やる気があれば出来ます。」







気持ちねぇ…


「アンタ相変わらずなに考えてんのか分かんない。」


「わかるように言ってるんですけど…」































〈翔太目線〉






今日は なかなか調子が出ない




台詞は噛むし…、
細かい失敗はするし…



昨日みちるさんに話した

親父のこと、






考えがまとまらない

頭を切りかえなければいけないのに…




「神田君。大丈夫かい?」




「すいません、監督。大丈夫です。」


海江田監督はニコニコしていた



俺がミスしても
怒らずいつも通りに撮影を続けた


「…なにか考え事をしてるのかい。役以外の…」


「…すいません。」




「いや…人間誰しも悩む事はあるから。特に君は…彼の息子さんだから。」