みちるはお昼の
飛行機で自宅に帰った
何でも 必要なモノを取りに行くらしい
神田弟には内緒で…
そういえば神田弟は今日
ちょっと調子が悪い気がする
短い台詞を
噛んだり仕草が違ったり…
昨日なにがあったんだろう…
「町谷さーん。」
「はいはーい、」
神田翔太…
伝説の俳優…神田怜一の息子
兄・神田周よりも彼に近い俳優
あたしからしたら
ただの生意気な俳優だけど…
やっぱり期待されてる俳優で
撮影中も雑誌やテレビの取材がきてる
本人は涼しい顔をしている
みちるには感じ
させてないみたいだけど…
「美帆さん。」
「旬…なにか用事、」
「…丁度手が空きました。雑用がやっと終わって…。」
旬はタオルを頭に巻いていた
「ご苦労様ね…。」
「槌谷さん、行きましたね。…無事に帰ってくるといいんだけど。」
旬は 神田弟を見ながら言った

