「あんた急に元気なくなったわね…。」
「……ちょっと色んな事考えて。」
「下らない事でしょ?」
「多分くだらない、言ってもきりがないの。」
昼休憩にはいり
美帆とご飯を食べに行った
「じゃあ…腹におさめなさい。今更変われる訳じゃなし」
かわれない
「……うん」
「辛気臭いわねー。旦那に話しなさいよ、」
話したいけど…
怒りとか苦しいとか
色んな感情が入り
交じって 中々話せない
それに忙しそうだし…
「暇ぐらいつくって話してくれるわよ。そんな切羽つまった訳じゃないし…」
「そうだね。ご馳走様でした、ごめん美帆先に行くね…、」
「ハイハイ。現場でね―」
ガラガラ ピシャン
「随分早かったじゃないですか。もっと遅いと思ったよ」
店を出ると 着物姿の
翔太君がいた。
「……何で…何で。」
「ちょうど休憩だって。40分しかないから、走って来たんだよ、…行きましょ」
カラカラと
下駄の音がする
衣装のまま来たんだ
「なんで…」

