翔兄は誰かのものにはならない…
彼女やっぱり
翔太君が好きなんだ…
「爽さん…あ……」
つけていたネックレスが落ちた
翔太君からもらったミスリーの
拾おうてしたら
爽さんに先に拾われた
「あ…」
「…誰に貰ったの。友達…親…もしかして翔兄…、」
「返してください。」
翔太君に貰った
爽さんは両手を握りしめた
「…これ返して欲しかったら翔兄と別れてくれる?」
試すように笑う
どこか翔太君
に似ている皮肉な笑顔
「出来ません、…返してください」
私は爽さんに近づく
ジリジリと彼女は後ろに下がる
後ろは手すりだ
乗り出したら危ない…
「いや…。」
「話を聞いてください、爽さん……」
「いや…!」
右手にあるネックレスを後ろに投げた
ネックレスが 落ちるのが見える
「だめっ!」
手すりを飛び越えネックレスを掴む
落ちる……

